2011年 02月 05日
ジュニア起業家コンテスト 第一日目 アレックスどたばた劇 |
ちびっこ起業家、改め「ジュニア起業家コンテスト」。いよいよ始まりました!
主催者からコンテスト開会の挨拶と、簡単ルールの説明があった後、あらかじめくじで決まった自分のブースに向かいます。初参加のアレックスは、少し緊張気味。
20分間で、開店に向けてスタンドのセッティング・飾りつけなどの準備を済ませます。この間は、私たち保護者が手伝ってもOK。アレックスのブースはこんな感じに仕上がりました。
今回アレックスが販売するのは、レザーの紐で作ったハンドメイドのブレスレットとネックレス。これはセルヒオのアイデア。数週間にわたり週末の午後などを利用して、みんなでコツコツ作ったものです。
レザーですので材料費もそこそこ掛かっています。利益が出るように価格設定。少し高めですが、終盤に少し値下げすることも考えて、この料金設定。
さて、スタンドの準備も終わって17:00の開店を待つばかり。落ち着きのないアレックス。他のチームは、ほとんど数名で参加。今回は段取りが悪く、一緒にやる相手を見つける時間がなかったのですが、やっぱり一人だとちょっと心細いんじゃないかと思います。
17:00ぴったりに、販売開始の合図。ここから21:00の閉店まで、保護者は一切関与できません。このイベントの目的は、子供がビジネスとはどういうものか現場を通じて学び、子供たちの自立心を養うもの。問題が起こっても自分で解決しなくてはいけません。
私たちは、他の子供たちのブースを覗きながら買い物をしたりし、遠目にアレックスの様子をうかがうのみです。立ち止まってじっくり商品を見てくれる人たくさんいますが、なかなか買ってくれる人がいません。最初に買ってくれたお客さんは、開始後1時間半ほど経ってからだったでしょうか。
そこへ、前の学校のお友達パウラが登場。前の晩パウラととチャットをしていたアレックスは、翌日お店を出すので遊びに来て、と誘っていたんだそうです。お友達が来てくれて、少し緊張がとけ、リラックスした様子。パウラもこんな面白そうなこと私もやりたい! と思ったのでしょう。いきなり販売に参加。本当はもともと登録してない(しかも外部の学校!)子の参加はルール違反なのですが、審判も気づかなかったのか、見過ごしてくれたのか、お咎めもありませんでした。テレビの取材にもちゃっかり2人そろって応じていたし。
強力な助っ人が現れて、アレックスは急に元気になったものの、調子に乗りすぎて羽目をはずすような行動が! ブースをパウラに任せて、友達のブースへ買い物に行ってばかり。私は思わず目が点・・・・。今日はお小遣いなんて渡してないし、いったいその買い物のお金はどこから? まさか、と思いましたが、私はアレックスに近づくことが禁止されているので、遠くで成り行きを見守るしかありません。
パウラはとても営業が上手で、通りがかりの人に積極的に売り込みに行ったり、ディスプレイを直したり、さすが女の子。4時間の苦戦の末、21:00に閉店の合図があり、審判に売上表を提出します。ディスプレイの商品も半分くらいになっていたので、そこそこ売れたのかな、と私も一安心。
ところが、レジの中を覗くとほとんどお金がない。釣銭用にあらかじめ入れておいた金額がそのまま残っているのみ! いったい売り上げたお金はどうしたの???
もう遅かったので、とりあえずパウラにお礼を言って、家まで送り届けてから反省会。
アレックスからの報告はこのとおり。
1. ブレスレットは、誰もが高いと言ったので、定価5ユーロを4ユーロに割引した。
それでも全然売れなかったので2ユーロで売った。
(原価が2,70ユーロなので、売るたびに70センティモの損失)
2. 売上金は、友達のブースで全部使ってしまった(総額30ユーロ! ひえ~)。
あとで気づいたことですが、事前に小売業の仕組みを何度も説明していたにもかかわらず、アレックスは全然しくみを理解していなかったみたいです。売り上げ金=利益だと思って、僕たちはお金持ち→好きなものを買えるぞ! と思ってしまった。じゃあ、材料費やブース出展料など私たちが負担したものはタダだと思っているの? ともう一度仕組みをじっくり説明しました。
やれやれ・・。まあ最初の経験だし、この経験からいろいろ学んでくれればいいかなと。私たちの持ち出し金は痛いですが。あと1日、2月19日の出店が残っているので、アレックスにラストチャンスを与えることにしました。名誉挽回、次回はがんばってね、アレックス。
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主催者からコンテスト開会の挨拶と、簡単ルールの説明があった後、あらかじめくじで決まった自分のブースに向かいます。初参加のアレックスは、少し緊張気味。
20分間で、開店に向けてスタンドのセッティング・飾りつけなどの準備を済ませます。この間は、私たち保護者が手伝ってもOK。アレックスのブースはこんな感じに仕上がりました。
今回アレックスが販売するのは、レザーの紐で作ったハンドメイドのブレスレットとネックレス。これはセルヒオのアイデア。数週間にわたり週末の午後などを利用して、みんなでコツコツ作ったものです。
レザーですので材料費もそこそこ掛かっています。利益が出るように価格設定。少し高めですが、終盤に少し値下げすることも考えて、この料金設定。
さて、スタンドの準備も終わって17:00の開店を待つばかり。落ち着きのないアレックス。他のチームは、ほとんど数名で参加。今回は段取りが悪く、一緒にやる相手を見つける時間がなかったのですが、やっぱり一人だとちょっと心細いんじゃないかと思います。
17:00ぴったりに、販売開始の合図。ここから21:00の閉店まで、保護者は一切関与できません。このイベントの目的は、子供がビジネスとはどういうものか現場を通じて学び、子供たちの自立心を養うもの。問題が起こっても自分で解決しなくてはいけません。
私たちは、他の子供たちのブースを覗きながら買い物をしたりし、遠目にアレックスの様子をうかがうのみです。立ち止まってじっくり商品を見てくれる人たくさんいますが、なかなか買ってくれる人がいません。最初に買ってくれたお客さんは、開始後1時間半ほど経ってからだったでしょうか。
そこへ、前の学校のお友達パウラが登場。前の晩パウラととチャットをしていたアレックスは、翌日お店を出すので遊びに来て、と誘っていたんだそうです。お友達が来てくれて、少し緊張がとけ、リラックスした様子。パウラもこんな面白そうなこと私もやりたい! と思ったのでしょう。いきなり販売に参加。本当はもともと登録してない(しかも外部の学校!)子の参加はルール違反なのですが、審判も気づかなかったのか、見過ごしてくれたのか、お咎めもありませんでした。テレビの取材にもちゃっかり2人そろって応じていたし。
強力な助っ人が現れて、アレックスは急に元気になったものの、調子に乗りすぎて羽目をはずすような行動が! ブースをパウラに任せて、友達のブースへ買い物に行ってばかり。私は思わず目が点・・・・。今日はお小遣いなんて渡してないし、いったいその買い物のお金はどこから? まさか、と思いましたが、私はアレックスに近づくことが禁止されているので、遠くで成り行きを見守るしかありません。
パウラはとても営業が上手で、通りがかりの人に積極的に売り込みに行ったり、ディスプレイを直したり、さすが女の子。4時間の苦戦の末、21:00に閉店の合図があり、審判に売上表を提出します。ディスプレイの商品も半分くらいになっていたので、そこそこ売れたのかな、と私も一安心。
ところが、レジの中を覗くとほとんどお金がない。釣銭用にあらかじめ入れておいた金額がそのまま残っているのみ! いったい売り上げたお金はどうしたの???
もう遅かったので、とりあえずパウラにお礼を言って、家まで送り届けてから反省会。
アレックスからの報告はこのとおり。
1. ブレスレットは、誰もが高いと言ったので、定価5ユーロを4ユーロに割引した。
それでも全然売れなかったので2ユーロで売った。
(原価が2,70ユーロなので、売るたびに70センティモの損失)
2. 売上金は、友達のブースで全部使ってしまった(総額30ユーロ! ひえ~)。
あとで気づいたことですが、事前に小売業の仕組みを何度も説明していたにもかかわらず、アレックスは全然しくみを理解していなかったみたいです。売り上げ金=利益だと思って、僕たちはお金持ち→好きなものを買えるぞ! と思ってしまった。じゃあ、材料費やブース出展料など私たちが負担したものはタダだと思っているの? ともう一度仕組みをじっくり説明しました。
やれやれ・・。まあ最初の経験だし、この経験からいろいろ学んでくれればいいかなと。私たちの持ち出し金は痛いですが。あと1日、2月19日の出店が残っているので、アレックスにラストチャンスを与えることにしました。名誉挽回、次回はがんばってね、アレックス。
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by yumisergio
| 2011-02-05 21:09
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